事案の経緯について
千葉県に在住のAさんより、相続に関するご相談がありました。
話を聞くと、子供たちの仲があまり良くないので、自分が亡くなった際に、遺産相続をめぐり紛争が発生してしまうのではないか、という不安を抱えているとのことでした。
そのような紛争を未然に防止するために、現状で何かできることはないかというご相談をいただきました。
解決までの流れ・時間
ご相談いただいた時点では、ご依頼者様は、これまで遺言書を作成したこともなく、作成する方法もわからないとのことでした。
そこで、公正証書での遺言作成を提案し、実際に遺言書を作成することとなりました。
財産関係、ご依頼者様のご意向をしっかりと確認させていただき、複数回のお打合せをしながら、遺言書を作成し、公証役場での手続を行いました。
手続終了後、安堵の表情を浮かべながら、「自分の意向を遺言書という形で残すことができ、これで安心できます」とお話されていたのが非常に印象的でした。
弁護士からのコメント
相続サイトの自己紹介文にも記載させていただきましたが、これまで仲のよかった家族・親族が、相続のトラブルによりバラバラになってしまった、というケースを数多く目の当たりにしてきました。
特に、遺言が存在しないケースでは、故人の生前の意向をめぐり、相続人が真っ向から対立することが非常に多いです。遺言書さえあればこんな紛争にはならなかったのに…というケースは、本当に多いのです。
また、遺言書はあるものの、その真偽(本人が作成したものなのか?等)をめぐり争いになるケースもございます。
このようなリスクも考慮すると、遺言書を作成する場合、公正証書という形で残しておくことが望ましいです。本件でも、そのような観点から、公正証書での遺言作成をご提案させていただきました。
※本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。