ご相談までの背景
相談者(今出川様、廣島様、宇南山様)のご祖母様が亡くなり、相続が発生しました。
法定相続人は、相談者ら3名であったところ、ご祖母様は遺言書を残しており、その遺言は全ての遺産を相手方が相続する内容になっていました。
今出川様らは、遺留分という制度があることを知ってはいましたが、具体的に自分たちの遺留分がどれくらい認められるのか、どのように進めたらいいのか悩まれていたため、よつば総合法律事務所に相談に来られました。
亡くなられた方 (被相続人) |
祖母・宇南山 吟子様(仮名・90代) |
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相続人 | 孫・今出川 花梛様(仮名・30代・相談者・印西市千葉ニュータウン中央在住) 孫・廣島 杏佳様(仮名・30代・相談者) 孫・宇南山 直太朗様(仮名・30代・相談者) |
相続人でない人 | 不明・灰谷 詩津佳様(仮名・70代) |
遺産の内容 | 被相続人自宅の土地建物、収益不動産、預貯金 |
弁護士が関わった結果
ご依頼を受け、ただちに相手方に対し、遺留分減殺請求通知書を内容証明郵便にて送付しました。
また、こちら側は、被相続人の遺産の内容について、正確に把握できていませんでしたので、相続税申告書の写し、財産目録等、遺産の内容が分かる資料の提出も、併せて要請いたしました。
相手方から相続税申告書等の資料の提出を受け、遺産の内容を確認したところ、被相続人の遺産には、自宅以外にも多数の不動産があることが判明いたしました。
本件については、遺産の中に十分な預貯金がなかったため、一部の不動産と預貯金の一部を取得する内容を最終目標として、交渉を行いました。
こちらが取得を希望する不動産の選定、その不動産の価値の評価、相手方が取得を希望している不動産の価値の評価等について、当事務所の知合いの不動産会社等からも協力を得ながら、粘り強く交渉を行いました。
交渉の結果、今出川様らの納得のいく内容での合意が可能となり、無事に交渉により遺留分減殺請求を解決することが出来ました。
合意にあたっては、税金の申告や、不動産の登記の移転手続等が必要となるところ、今出川様らにはお知り合いの税理士や司法書士がいらっしゃらなかったので、当事務所の知合いの専門家をご紹介させていただき、スムーズに解決することができました。
弁護士からのコメント
相続に関して、相手方と協議を進めていくためには、遺産の内容の把握、遺産の適正な評価、合意をした後の税金関係、登記関係の後処理等、検討しなければならないことが多くあります。
これら検討事項に加えて、お互いの感情的な対立が生じてしまうと、なかなか当人同士の話し合いでは解決まで至らないことがあります。
相続でお困りの際には、まずはご相談にいらしていただければと思います。
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